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ドキュメント:ある少年の物語(まえがき)

今日か明日から書くものは、ノンフィクションではないが、フィクションでもない。
事の始まりは九月の初めだった。その時ある事件が起きて、ちょうど新聞社でインターンをしていた僕は現場に向かった。


その事件は僕にある別の事件を思い出させた。取材から帰ると、僕はすぐにそれを調べた。初めに見つかったのはどれも稚拙な記事ばかりだった。そのすべてがある偏見に基づいていた。それは人を惹きつけたけど、でも違和感があった。


僕はその後、調べ続けていくうちに、事件の容疑者の日記を見つけた。事件の二年ほど前からの、全てのページを閲覧できた。事件はそれぐらい注目を浴びた。容疑者は高校生だった。


僕は全て読んだ。絵も、詩も、手紙も。どれを読んでも、僕は自分をそこに見た。それは十代の人間の、普通の苦悩だった。


同じような偏見を抱かせないために、人名、場所は仮の名前を使う。日記から読み解いて、その日常を描く。必ずしも出来事すべてが実際起こったとは言えないが、思想はすべて本当だ。それは、あの十代という年齢を経験した人間には理解できると思う。主人公の名前はカズキだ。僕の親戚の名前を使う。他の登場人物も、親戚の名前だ。最後にはわかるだろう。


僕はこれを、十代だった頃の自分のために書く。
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Author:FC2USER586252FFA
都内某W稲D大学三年生 
(ジャーナリズム専攻)

好きなもの:ヘミングウェイ
嫌いなもの:なし

略歴:T県の田舎町に生まれる。親は離婚。大学進学で上京。アメリカの新聞社で就労経験。

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